2008/2/12
経済動向及び倒産状況平成19年をふり返って(久留米地区) この記事は週3回(地区によっては週1回)郵送でお届けする企業情報紙「東経情報」から抜粋したものです。東経情報についてはこちら>>>
【久留米地区】 JR久留米駅前と新世界地区の再開発事業進展平成19年の年間企業倒産件数(負債額1,000万円以上)は、平成2年の58件を下回る公算が強く、平成に入り過去最低となる見込みで、平成16年以降4年連続で100件の大台を割り込むことになる。このような状況下で、筑後地区今年最大の倒産となったのは、5月に福岡地裁久留米支部から破産手続開始の決定を受けた釜Zツ門プラザで、負債総額は32億円内外。 当社は昭和58年8月、久留米市六ツ門地区の再開発事業を目的に、久留米市が10%を出資し設立した第三セクター。ダイエーから建設協力金を得るなどして地下2階、地上6階建ての商業ビルを建設、当社は同ビルに入居したダイエーからの家賃収入を建設費用や保証金の返済に充当する予定であった。しかし、ダイエーの売り上げ不振から家賃が値下げになった他、平成17年10月に撤退した為、家賃収入はなくなり、新たなテナントの入居もなく資金繰りは悪化、法的申立を行うに至った。同ビルは破産管財人下、売却先を探しているが、未だ名乗りをあげている企業等は聞かれず、同ビル周辺地区は閑散としており、同ビルへ続いている一番街、二番街のアーケードはシャッターを閉めている店舗が目立つようになった。しかし、構想から15年、20年を経過した今年、久留米市中心部のJR久留米駅前と六ツ門地区の飲食店街「新世界」の2大プロジェクトがようやく動き出した。JR久留米駅前の再開発事業(JR久留米駅前第一街区第一種市街地再開発事業)は、平成23年春の新幹線開通予定に合わせ、同駅東口に筑後地区で最も高い35階建て(地下1階)複合商業ビルの着工が始まった。同ビルは平成22年4月の完成を目指し商業施設の他、分譲マンションとして総戸数277戸が入居する。同分譲マンションを核に周辺地区の商業施設を整え新しい街づくりが始まった。 また、六ツ門地区の新世界地区再開発事業は、地権者らでつくる新世界第一期工区優建事業推進協議会を発足、関係4団体と共に、マンション販売業者と業務代行委託契約に関する覚書を締結した。同地区には24階建ての分譲マンションの他、複合型映画館やレストラン等3階建て商業施設を建設する計画で、平成20年にも着工予定だ。平成20年4月に久留米市は中核市への移行が決定しており、2大プロジェクトの進展で官民が一体となり、久留米地区経済の活性化に繋がるのでは、と大いに期待されている。
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