2008/2/6
経済動向及び倒産状況平成19年をふり返って(福岡地区2) この記事は週3回(地区によっては週1回)郵送でお届けする企業情報紙「東経情報」から抜粋したものです。東経情報についてはこちら>>>
【福岡地区】 今年最大の倒産“(株)アクセス” ・・・パチンコ業界の厳しい現実12月10日に福岡地裁より破産手続開始の決定を受け倒産した。負債総額は100億円内外で今年最大の倒産であった。当社は昭和35年に赤玉会館としてスタート。その後、同43年に東和開発(株)の商号で法人化、同63年に現商号に変更したパチンコホール。一時期は福岡市に2店舗、北九州市に2店舗、大川市及び日田市に各1店舗の計6店舗を構えアクセスグループを形成しピーク時の平成7年3月期には360億円内外の年商を計上していた。 しかしながら、近時はパチンコ人口の減少等を背景に同業他社との競争は激化、業績面は苦戦を強いられ低迷が続き、同18年3月期には199億5,800万円内外の年商にまで落ち込んでいた。業績不振に伴い借入金返済負担増等で経営を圧迫、今年5月には再建を図るべく(株)是空野間等4社に会社分割を行い奔走していたが及ばず、金融支援を行っていた同業者が本店不動産に競売を申し立て、9月10日には第三者破産手続開始を申し立てられた。パチンコ業界は射幸心を煽るスロット機械の規制(いわゆる「5号機」問題)で今年7月より旧機台から新機台への入れ替えを要求され、それに伴い巨額で早急なファイナンスを必要とされる場合もあり、業績不振や企業体力の乏しい業者にとっては死活問題に発展、最悪の場合、市場からの撤退も余儀なくされる事態も発生する等、厳しい業界環境に晒されている。当面の間、この状況は続く気配にあり、今後業者の倒産はさらに増加しそうだ。なお、今年の福岡地区パチンコ業者の倒産としては他に(株)ウィングハーツ(福岡市博多区)及び同社の関連でパチンコ店舗向けに管理システム開発等を行っていた(株)ハートブレインがある。
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