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雑 草 (2008/7/30)

 普通、ざっそうと読むが、あえて「あらぐさ」と読む。これから暑い夏を迎える。雨が降らず、カンカン照りの下でも、ひたすら「じっと我慢し、秋になるまで必死に生き延びる」姿は、感服に値する。

 まさに、大自然のあるがままの環境を受け入れているのである。その中で、決して綺麗さや華々しさはないが、しっかりと存在感を示す『雑草』の生命力はすばらしい。

 時代は、「蝶よ花よと、大事に育てられた世代」が、主力になりつつある。彼らは、彼らなりの主張を持っているだろう。また、彼らを大事に育てた「親たち」の責任も当然ある。

 それにしても、他力本願、人のせい、責任感の欠如、言葉遣いを知らないなど、憤懣やるかたない気分になることがなんと多いことか。

 もちろん、嘆いているばかりではすまない。温室育ちの彼らを、どう導いていけばよいのか?悩んでいる同輩が多いのではあるまいか。

 今、高校球児が、甲子園を目指して、滝のような汗を流している。そのグラウンドの片隅に、『雑草』が生えている。いくら踏まれても、必ず起き上がる『雑草』が。


この記事は「News ASNA(アスナ)」より抜粋したものです。
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(2008/7/23)

 当たり前のことだが、世の中本当に便利になった。そして、特にあらゆる情報の伝達が、老若男女を問わず、ITの急速な発展によって、好むと好まざるを問わず、ケータイに代表されるように、今や文字通り「必需品」となっている。通話はもとより、メールによるやりとりは、既に十分すぎるほど市民権を得た。ビジネス、プライベートとも、急を要する時などは、本当に重宝する。ある企業の話。社内でのメールによるやりとりに加え、昨今急速に過敏となった「コンプライアンス」の弊害などで、むしろ品質管理が低下したとか。余りに管理された組織故、小事が吸い上げられなくなって、問題の発生を隠蔽するようになったというのだ。原因を突き止めた管理職は、『飲みニケーション』を多発、その場から現実の声を引き出し、再び品質向上を果たしたそうだ。

 つまり、『お互いに顔と顔をつき合わせた会話』からこそ、真の声が発せられるということだろう。

 もちろん、IT社会を否定するものではない。しかし、同時に、『顔と顔を合わせ、その表情をうかがいながら』お互いに感じ取る、あるいは訴えることこそが、今重要なのではあるまいか?昨今の諸々の出来事の根底にも何か通じるものがあるような気がするのだが・・・。


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風 鈴 (2008/7/17)

 昭和30年から40年代、日本が高度成長時代に入った頃は各家がこぞって家電製品を購入した。白黒TV、冷蔵庫、洗濯機。いわゆる三種の神器である。

 クーラーは個人の家にはなかった。クーラーという呼び名も現在の若者には、あぁエアコンですか。と言うだろう。違うんですよクーラーとエアコンは、全く異質のものなのです。クーラーはただ冷やすだけ。エアコンは冷暖房両用で温度設定すればその温度を保ってくれる優れものです。あの時代、そのようなものどの家にもあるわけがない。お金持ちの家に扇風機があるだけ。寝る時は窓を開け放ち、蚊帳をつって寝る。祖母が寝付くまでうちわ団扇であおいでくれたなぁー。その時、縁側から聞こえてきたのが風鈴の音。チリン、チリンと澄んだ音色だった。

 かすかな風が短冊をゆらし風鈴が鳴るのだ。感性ある日本人が考えた風情です。日が落ちる頃になると井戸水(たいそう冷たかった)を汲んでは庭先に打ち水をする。この打ち水、蒸発する水が地上の熱を奪うので涼しくなるんです。打ち水、風鈴の音、あの時代は心で涼しくなっていたのですね。


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よいしょ (2008/7/9)

 今年もあっという間に半年過ぎた。本当に"あっ"という間であった。と同時にあまりにも色々なことがあり過ぎて、頭の中の整理にかなりの時間を要しそうだ。従って、もうあまり有効でない整理は止めることにする。ただ、何の納得する理由もない「殺人」や、またぞろ次々と図々しくでてきた「偽装」などは、決して看過することはできない。さらには、年金問題及びそれらの延長線上にある「75歳以上の保険問題」など、後手後手の施策が政権与党の脆弱さをさらに増進させたことも事実である。一度は頭をもたげかけた「解散風」もいつしか、その時を失ってしまった観は否めない。

 いずれにしても、あらゆる経済指標が下向きになり、値上げラッシュによる一段の消費の冷え込みなど、一向に明るい「材料」は見当たらない。いや、下半期を迎えるにあたって、特に建設業界を取り巻く環境の厳しさと、タイトな資金調達環境から、淘汰される業者も決して少なくはないであろう。この半年の総括を踏まえ、一度ゆったりと腰を下ろし、『よいしょ』と掛け声をかけながら、真正面を見つめたい。


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イエス・ウイ・キャン (2008/7/2)

 米国民主党候補者指名レースでクリントン候補とオバマ候補の一騎打ちは終盤までもつれ込む接戦を展開した。6月7日、ワシントンでの支持者向け集会でクリントン氏は撤退を正式表明し、長い選挙戦に終止符が打たれた。接戦だっただけに支持者達の溝は深く、特に今回の予備選挙・党員集会でクリントン候補への投票数1,800万票の内、特に女性支持者の溝が深いと現地評論家は語っていた。黒人系初の候補オバマ氏と女性初の候補クリントン氏のどちらかが指名されても初の黒人系大統領、初の女性大統領候補となる訳で世界中が注目した。ワシントンのスピーチで、クリントン氏は支持者に対し「オバマ氏の勝利を祝福したい。全面的に支援する」と明言した。また、女性の活躍や昇進を拒む「ガラスの天井」の存在に触れ、「ガラスの天井を今回は打ち破ることはできなかったが、そのガラスに1,800万のヒビが入っている」と将来に夢を繋いだ。クリントン氏はまたオバマ氏のキャッチフレーズとなった「イエス・ウイ・キャン」(我々ならできる)を演説に引用しオバマ氏の支持を示した。

 我々経営者も社員に対し明確なビジョンを示し、「イエス・ウイ・キャン」(我々ならできる)と声高に叫ばなければならない。


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