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これが現実 (2007/6/27)
今、話題の「林業関係」の人がこうこぼした。「驚いたことに、今の若い人の中に木材には裏と表があることを知らない者がいるんですよ。また、平気な顔で、"木って曲がるんですよね"という者もいるんです」と。当然、生木をそのまま使用すれば、時間の経過とともに、反り返るのだ。もちろん、すべて住宅建築会社の若い人達に関する話である。従って、鉋の駆け具合もおかしいはずと、再び嘆く。信じられないような話であるが、これが現実なのだ。なぜこんな滑稽な話が堂々とまかり通っているのだろうか?これらの人々の手によって立てられた「住宅」の性能を推測することすら恐ろしい気がするし、それ以上に、いわゆる「職人気質」の尊さを再認識させられる。ここにも、歪んだ教育の副産物が浮き彫りになっているような気がする。彼らも多分何級かの建築士かも知れないが、あまりにも愕然とさせられた事実に、しばらく口は空いたままだった。
この記事は「News ASNA(アスナ)」より抜粋したものです。
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一番槍か諫言か (2007/6/20)
戦国武将一番の誉れといえば一番槍。猛将は戦場での一番槍を好む。ところがあのうつけ者と蔑まれていた信長は、桶狭間の合戦で今川義元の首を取った毛利新介を戦功第二にし、義元本陣が桶狭間で小休止中との情報を入れた梁田政綱という武将を戦功第一とした。ここに信長の非凡さを見ることができる。後ろ向きな提案や危機が迫っている情報は聞いても面白くない。そのような話を持って自分に対し諫言する者は疎ましくなり、場合によっては異動させてしまう。すると周りには耳障りのいい事ばかりを言う者が集まる。勇猛果敢で派手に振る舞う社員ばかりで周囲を固めると、裸の王様になっている事にも気付かず、結果、有益な情報まで入らなくなる。一番槍か諫言か。比較は非常に難しいが、経営者たるもの諫言する者こそ我が最大の味方なりと心得るべし。
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一極集中 (2007/6/13)
厚生労働省の発表によると2035年には人口が増加する地区は東京のみになるそうだ。今の経済・社会状況からみて致し方ないことだとは思うが、反対に一極集中に対する疑問もある。誰しも頭の隅にはあるものの、現実のことを優先するあまりに、忘れてしまっているのかもしれない。必ず起きるであろう、といわれている「大地震」だ。恐らく確実に地震はくるであろう、くれば必ず大災害をもたらす。これに対するリスクはないのか?確かに、東京は日本の首府のみならず世界のセンターの一つでもあるから、あらゆる情報・富・価値が集中している。これらが人を集める根拠になっている。だからといって東京以外の人はこのまま手をこまねいていてばかりではいられない。なぜなら、センターが破壊されると全国の機能も同時に破壊されてしまうからである。当然、素人が心配するような事など、とっくに関係者はリスクに対する対策を立てていると思うが。それでも、人間は動物と違って災害を予知する能力を持ち合わせていない。このことを十分認識した上で考えていかねばならない問題だろう。
この記事は「News ASNA(アスナ)」より抜粋したものです。
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盟 友 (2007/6/6)
黒田官兵衛(如水)は、信長を裏切った荒木村重を説得しようと一人で有岡城に乗り込んだが、逆に捕らえられ、牢に入れられた。官兵衛の音信が途絶えたことで、信長は裏切ったと思い、秀吉に官兵衛の息子・松寿丸を殺せと命じた。秀吉の軍師・竹中半兵衛は、信長の命に背くことは死を意味することと知りつつ命をかけて松寿丸をかくまった。半兵衛は、この世で本当に自分の持つ軍師の心を知りえる人物は官兵衛唯一一人と思っていたからだ。官兵衛も「自分に似た者がこの世に一人いる。わしの場合、それが支えだった」と竹中半兵衛のことを後に語っている。この二人の友情の支えは何であったのだろうか。それは『志』である。戦乱の世にあって、底知れぬ機略と能力を持つ二人は、何よりも信念を持ち、志に生きた武将と言うことができる。いつの時代であれ「生き方」と「志」に心から共感できる友を持つということはどのような財産を持つより価値があると言えるのではないだろうか。
この記事は「News ASNA(アスナ)」より抜粋したものです。
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