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金は天下の回り物 (2007/11/28)

企業訪問すると、「暇だ、仕事があっても単価が安過ぎる」と第一声が返ってくることが多くなった。
実際社内を見回すと決して暇には見えないのだから、事実とは食い違っているのかもしれない。
しかし、単価が安いのは事実である。
今日の原油高騰で物の値段は高くなっている。
これによって納入価格の上昇は避けられず、買い手も渋々ながら現実に即した対応を強いられている。
ところが人件費についてはそうはいかないようで、給料として従業員が手にする金額はなかなか上昇しない。
格差が言われ出して久しいが、このことは「金は天下の回り物」ではなく、何処か一箇所に滞留していることを意味している。
一人が消費する金額は日常の生活の中では限界があるし、多くの人へ金は万遍に行き渡ったほうが経済のために良いに決まっている。
しかし、資本主義の社会でそれを望むことは無理なことである。
それでも一人一人(ニート族を含め)が日常の中で努力することが、「金は天下の回り物」の社会を作り出す早道といえるのかもしれない。


この記事は「News ASNA(アスナ)」より抜粋したものです。
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なにか 変? (2007/11/21)

先日ある銀行に行った時のこと。
カウンターを見ると、ご預金、ご預金とあり、次に「ご両替」の表示板が堂々とあった。
ああ、丁寧な言い方なのかなあ、随分変わったものだと一瞬思ったものの、なにか腑に落ちない。果たして両替に「ご」が必要なのか。
なぜか不自然な残像が脳裏に焼きついて離れなかった。あまりにも丁寧さを押し付けているような感じすら与えるもので、逆に不快感を感じる人もいないとも限らない。
そういえば、かなり前から殆どの病院で患者さんを呼ぶときには『○○様』と呼ぶように変わったことは記憶に新しいことであるが、それも、何か変なのだ。
全てを『価値観の違い、自由な発想で何が悪い』といわれればそれまでなのだが、どう考えても不自然なことが時としてある。
特に、役人の言い方などは、極めて分かりにくい。
わざと専門的な用語などを駆使した上に、極めて客観的な表現に終始することが多い。
しかも、非常に理解しにくい。もっと、万人に分かるような言葉で、表情で説明してもらいたいといつも思う。
我々も、色々な機会があるが、自分だけ分かっていても、ほかの人に十分理解してもらわなければ何もならないことを、改めて心に銘じたい。


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子供の声 (2007/11/14)

何年か前の話だが、ある大学教授が自宅近くの幼稚園から発せられる園児たちのにぎやかな声が「研究の邪魔だ」と言って、裁判沙汰にしたことがあった。
当然ながら教授の敗訴に終わった。
「幼児が騒ぐのは自然であり、研究の支障にはならないし、大人としての我慢できる許容範囲である」というのが理由である。
子供が学校・幼稚園など特定の場所のみならず、公園・広場など普通の場所で大きな声を出し、遊びに興じる姿は、その地区の安全性のバロメーターでもある。
ところが、今では公園で子供を遊ばせることは危険と隣り合わせにある、と言ってもよいような環境だ。
親が近くにいても目が離せないのだから異常な社会になってしまった。
少子化になり、子供の数が今後益々減ることが確実視されているにもかかわらず、一方では相も変わらず子供が犠牲になる事件が多発している。
天真爛漫な子供の声をいつでも聞ける社会を創ることは、大人の責任である。
そのためには観念的な議論だけではなく、具体的な施策を真剣に議論する時が来ているのではないのだろうか。


この記事は「News ASNA(アスナ)」より抜粋したものです。
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下らない (2007/11/7)

近頃、実に「下らない」話が多い。特に芸能人・アナウンサーに関する所謂「ゴシップもの」が週刊誌やテレビをはじめ、特にインターネットで多く取り扱われるようになって、ことさら増えたように感じる。

本来、この類の話は「恥」の部類に属し、陰で話題にはしても、内容によっては一種の不幸話として、当事者に対し周りが気を使って表に出ることは少なかった。
ところが何時の頃からか頻繁に出てくるようになってからは、むしろトレンド化してきたから驚く。
他人の不幸は蜜の味と昔から言われるが、このようなゴシップの表面化が急激な広がりをみせる裏には、情報の発達が大きく影響している。
それが人の心の闇の部分に火を点け、広がり、また当事者も一躍有名人となり、ひいてはそのことでより多くの仕事にありつけることになるのだから、とどまることはないのだろう。

しかし、こんなことに現を抜かしていて本当に良いのだろうかと思うこともある。
世の中、まだまだ真剣に考えることが多くありそうな気がする。
果たしてこれは取り越し苦労なのだろうか?


この記事は「News ASNA(アスナ)」より抜粋したものです。
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